お肉屋さんの応援団として
お客様の利益に貢献する喜び
私が所属するコンサルティングチームでは、食肉スライサーをはじめとした、「なんつね」の機械を利用いただいているお客様に対して、より付加価値を高めた商品づくりを行うための提案を行っています。具体的な例としては、スライスした際に余ったお肉、あまり売れ行きが良くないお肉の有効な活用方法や、新たなお店の魅力強化策として、ソーセージやハムなどの加工を施したものづくりを行うサポートなどがあります。実際に作り方をレクチャーしたり、お客様の代行で製造を行ったりもしています。お店の経営における無駄を無くし、最新の情報を提供し、お客様の利益に貢献できるようにすることで信頼関係は高まります。
仕事の仕方や仕事への考え方が変わった
私のキャリアで転機となったのは2011年。6年目になった年。それまではとにかく仕事をこなすことに追われており、楽しいよりもキツイという思いの方が勝っていました。自分はこの会社に向いていないのではないかとさえ考えることもありましたが、そんな時、同期メンバーが考えた機械の調査(デモ機をお客様に持って行き、お客様からのヒアリングや歩留りデータを採取)や新製品提案に対する調査を行ったことがとても楽しくて、どれだけ仕事が増えてもまったく苦にならず、それどころか、どんどん意欲が増してきた覚えがあります。
毎日書く日報の中で自由に記入できるスペースがあるのですが、きっかけになるこの仕事をくれた上司二人にお礼を言いたいと思い、『こんなに心から楽しいと思える仕事を与えてもらい、ありがとうございます』と書きこんだ。それに対し上司二人も涙目になってくれたことが今でも忘れることができません。これをきっかけに自分自身の仕事の仕方や考え方が変わる年でした。その年がなければ今の自分はいなかったと思います。
自分が指導を行ったお客様から追加機械を受注
コンサルティングを始めて間もない頃、お客様から「ハムやソーセージを作って販売したい」というご相談をいただきました。元々異業種で、お肉も触ったことがないようなお客様だったため、指導期間も長期にわたりました。きちんとしたものが作れるようになるまで約2年かかりましたが、商品が売れ始め1日の製造が追いつかず、新たな機械導入を決めていただき、追加投資をしていただいたことは忘れることができません。
自分が考えた工場がベトナムに
コンサルティングに携わる前は、現在のエンジニアリング(食品工場の設計)のチームに所属し、様々な工場の設計をさせてもらいましたが、海を越えたベトナムで自分が設計した工場が作られたことは大変印象に残っています。