世の中に無い機械を一から考え、
創り上げていく醍醐味
私の主な業務は、新機種やモデルチェンジ機の開発を行うことです。お客様や営業からいただいた声や市場のニーズをまとめ、必要とされている機械・世の中に無い機械を一から考え、創り上げていきます。
基本的にソリッドワークス(設計開発ソフト)を使用して、モデルや図面を描き、構成する部品は自分で選定します。設計した機械は自分の手で試作組立し、繰り返しテストを行って改善していきます。「形の無いところから機械の完成まで、丸々携われる」そんな業務です。
最近、私が開発担当した新製品が発売されましたが、この製品に関わる部署(組立者やお客様先にてデモを行う部隊)などに、必要な情報を公開するための資料も作成します。開発業務では、現在新たな装置研究を行っています。これはお肉を切るスライサーではなく、真空パックされた鶏肉の袋を開封する、つまりお肉以外のものを切るというものです。実験機を製作し、実際にお客様先に持ち込んで、テストも行いました。繰り返し開封作業をし続けることで、社内でのテストでは見えなかった問題点にもぶつかります。その場で問題箇所の原因を推測し、試行錯誤をして真因を追究し改善をする。お客様先でのテストでは、限られた時間の中でできる限りのことを実施します。
初めての開発担当で「今までに無い感じで良いね!」と言っていただけた
初めて開発に携わった機種で、先輩にサポートを受けながら一つの部組を設計担当しました。その機械はモデルチェンジ機で、過去の機械のある部品は5パーツほど組み合わせたものだったのですが、それをコストダウン・部品点数削減のために1パーツにしました。見た目も宇宙人みたいな姿をしているのですが、周りの方から「今までに無い感じで良いね!」と言っていただいた時は、自分の考えたものが形になり褒めていただけたことに、大きな喜びを感じました。